お子さんが英語学習を始めるのは、ワクワクすることもあれば、テキスト選びなど、悩ましいこともありますよね。
こちらの記事では、幼児から小学生が、初めて英語学習をする際に、効果的に学習できるテキストについて、学習内容や対象年齢、メリット・デメリットなどを中心に、わかりやすく紹介します。
今回は、ネイティブ(英語圏の子どもたち)が使うテキストから、おすすめ4つを厳選して紹介します。
我が家では、子どもが通う塾の米国人先生が推奨する、Kinney Brothers Publishingのテキストを使用しています。
Kinney Brothers Publishingは、Oxfordなど、他の有名テキストと比べると、知名度が低いかもしれませんが、フォニックス教材やリーディング教材が充実しており、楽しく学べる工夫がたくさんあります。
それでは、ネイティブ(英語圏の子どもたち)が使うテキスト、おすすめ4つについて、くわしく紹介していきます。
✅未就学児~小学生を持つ保護者
✅英語圏の子どもと同じ方法で学ばせたい
✅英語をどう学ばせれば良いか、悩んでいる
ネイティブが使う 厳選テキスト4つ
- Kinney Brothers Publishing
- Oxford Phonics World
- Hooked on Phonics
- Usborne My First Reading Library
Kinney Brothers Publishing
Kinney Brothers Publishingのテキストは、子供たちの英語学習のニーズに応じて設計されており、年齢や学習レベルに応じた幅広い選択肢があります。
フォニックスやリーディング、文法、語彙など、各分野に特化した教材を組み合わせることで、総合的な英語力を養うことができます。
Kinney Brothers Publishing 主なシリーズ
1. Phonics & Spelling シリーズ
使用用途:
- フォニックスとスペリングの基本を学ぶための教材。
- 子供たちが音の認識や単語のスペリングを習得するのに役立ちます。
対象年齢:
- 5歳から8歳(幼稚園から小学校低学年)
特徴:
- ステップバイステップのアプローチで、音と文字の対応関係を学びます。
- カラフルなイラストと楽しいアクティビティが満載。
2. Primary Phonics Readers シリーズ
使用用途:
- 読解力を育むための初級リーダー。
- 簡単な物語を通じて、読みの流暢さと理解力を高めます。
対象年齢:
- 5歳から8歳(幼稚園から小学校低学年)
特徴:
- シンプルな文章と繰り返しのパターンで構成されており、初心者でも読みやすい。
- 物語が子供たちの興味を引き、読み進める意欲を高めます。
3. Step-by-Step Grammar シリーズ
使用用途:
- 基本的な文法の理解を深めるための教材。
- 文の構造や文法ルールを学びます。
対象年齢:
- 8歳から12歳(小学校中学年から高学年)
特徴:
- 読解力とライティング力を同時に養う。
- 具体的な例と練習問題が豊富で、実践的な学習が可能。
4. Vocabulary Builders シリーズ
使用用途:
- 語彙力を増強するための教材。
- 日常生活でよく使われる単語や表現を学びます。
対象年齢:
- 8歳から12歳(小学校中学年から高学年)
特徴:
- テーマ別に分かれた単語リストとアクティビティ。
- 絵や写真を使ったビジュアル学習で、語彙の定着を助けます。
5. Reading Comprehension シリーズ
使用用途:
- 読解力を向上させるための教材。
- 文章の理解力や要約力を鍛えます。
対象年齢:
- 8歳から12歳(小学校中学年から高学年)
特徴:
- 様々なジャンルの文章を読み、理解する練習。
- 質問に答えることで、文章の内容をしっかりと把握できるように設計されています。
Kinney Brothers Publishing メリット・デメリット
メリット:
- 多様な教材 📚
- フォニックスから文法まで幅広い範囲をカバー。
- 特に「Phonics & Spelling」シリーズは、基礎から応用までしっかり学べる。
- インタラクティブな学習方法 🎮
- ゲームやアクティビティが豊富で、子供の興味を引く。
- ワークシートやカードゲームも多く、実践的な学習が可能。
- コストパフォーマンス 💰
- ダウンロード版があるため、低コストで教材を入手できる。
デメリット:
- 知名度の低さ 🌍
- 他の有名教材と比べると、知名度が低い場合がある。
- そのため、サポートやコミュニティが少ないかもしれない。
Oxford Phonics World
Oxford Phonics Worldは、幼児から小学生までの英語学習者を対象にしたフォニックス学習プログラムです。
段階的に英語のフォニックスを学ぶための優れたテキストで、各レベルが子供の発達段階に合わせて設計されており、楽しく効果的に英語の読み書きの基礎を築くことができます。
5つのレベルに分かれており、基礎から応用まで段階的に学ぶことができます。
各レベルにはテキストブック、ワークブック、フラッシュカード、オーディオCDなどが含まれており、総合的な学習をサポートします。
Oxford Phonics World 5つのレベル
レベル1 The Alphabet (アルファベット)
使用用途:
- アルファベットの認識と音の学習。
- 各文字の音を学び、基本的な単語を組み立てる。
対象年齢:
- 4歳から6歳(幼稚園から小学校低学年)
特徴:
- アルファベットの26文字とそれぞれの音を学ぶ。
- 歌やチャンツを使って、楽しく音の認識を強化。
レベル2 Short Vowels (短母音)
使用用途:
- 短母音の音とその組み合わせを学ぶ。
- 短い単語を読んで書く練習。
対象年齢:
- 5歳から7歳(幼稚園から小学校低学年)
特徴:
- 短母音(a, e, i, o, u)の音と基本的な単語を学ぶ。
- フォニックスルールに従って単語を読む練習。
レベル3 Consonant Blends and Digraphs (子音ブレンドと二重子音)
使用用途:
- 子音ブレンドと二重子音の音とその組み合わせを学ぶ。
- より複雑な単語を読んで書く練習。
対象年齢:
- 6歳から8歳(小学校低学年から中学年)
特徴:
- 子音ブレンド(例: bl, cr)と二重子音(例: sh, th)の学習。
- 簡単な文章を読んで理解する練習。
レベル4 Long Vowels (長母音)
使用用途:
- 長母音の音とその組み合わせを学ぶ。
- 長母音を含む単語を読んで書く練習。
対象年齢:
- 7歳から9歳(小学校中学年)
特徴:
- 長母音(例: a_e, ee, ai)の学習。
- 長母音を含む単語を使った文章の読解。
レベル5 Complex Vowels and R-Controlled Vowels (複雑な母音とR制御母音)
使用用途:
- 複雑な母音とR制御母音の音とその組み合わせを学ぶ。
- 複雑な単語と文章を読んで理解する練習。
対象年齢:
- 8歳から10歳(小学校中学年から高学年)
特徴:
- 複雑な母音(例: oi, oy, ou)とR制御母音(例: ar, er)の学習。
- より複雑な文章の読解と理解力の向上。
Oxford Phonics World メリット・デメリット
メリット:
- 信頼性の高いブランド 🌟
- Oxford University Pressの教材なので、品質が高く、信頼性がある。
- 体系的な学習プログラム 🗂️
- 基本の音から文章の読解まで段階的に学べる。
- 豊富なリソース 🌐
- 教師向けのガイドやオンラインリソースも充実。
デメリット:
- コストが高い 💵
- 他の教材に比べて価格が高め。
- 一部の地域では入手が難しい 🌍
- 全ての地域で簡単に入手できるわけではない。
Hooked on Phonics
Hooked on Phonicsは、子供たちが楽しく効果的に英語の読み書きスキルを身につけるための教材シリーズです。
このプログラムは、段階的に進行するフォニックス学習を提供し、子供たちが自信を持って読む力を育むことを目指しています。
Hooked on Phonicsは、複数のレベルに分かれており、幼児から小学生までの幅広い年齢層を対象としています。
各レベルにはテキストブック、ワークブック、フラッシュカード、アプリなどが含まれており、総合的な学習をサポートします。
Hooked on Phonics 各レベルの詳細
Pre-K: Learn to Read Level 1 (プレ幼稚園: 読むことを学ぶ レベル1)
使用用途:
- フォニックスの基本を学び始める。
- アルファベットの認識と基本的な音の習得。
対象年齢:
- 3歳から4歳(プレ幼稚園)
特徴:
- アルファベットの文字と音を紹介。
- 簡単な単語とフレーズを学ぶ。
Pre-K: Learn to Read Level 2 (プレ幼稚園: 読むことを学ぶ レベル2)
使用用途:
- フォニックスと読みのスキルの強化。
- 短母音と基本的な子音の音を学ぶ。
対象年齢:
- 4歳から5歳(プレ幼稚園)
特徴:
- 短母音(例: a, e, i, o, u)と基本的な子音の学習。
- 簡単な文章の読み方を学ぶ。
Kindergarten: Learn to Read Levels 3 & 4 (幼稚園: 読むことを学ぶ レベル3&4)
使用用途:
- 短い文章やストーリーを読む練習。
- 子音ブレンドと二重子音の学習。
対象年齢:
- 5歳から6歳(幼稚園)
特徴:
- 子音ブレンド(例: bl, cr)と二重子音(例: sh, th)の音を学ぶ。
- 短い物語を読んで理解する練習。
1st Grade: Learn to Read Levels 5 & 6 (1年生: 読むことを学ぶ レベル5&6)
使用用途:
- 長母音と複雑な母音の音を学ぶ。
- 読みの流暢さと理解力を高める。
対象年齢:
- 6歳から7歳(小学校1年生)
特徴:
- 長母音(例: a_e, ee, ai)と複雑な母音(例: oi, oy)の学習。
- 長母音を含む単語を使った文章の読解。
2nd Grade: Learn to Read Levels 7 & 8 (2年生: 読むことを学ぶ レベル7&8)
使用用途:
- 複雑な文章の読解と理解力の向上。
- 読みのスキルをさらに強化。
対象年齢:
- 7歳から8歳(小学校2年生)
特徴:
- 複雑な母音とR制御母音(例: ar, er)の学習。
- より長い文章の読解と理解力の向上。
Hooked on Phonics メリット・デメリット
メリット:
- 実績のあるプログラム 🏆
- 長年にわたり、多くの子供たちが成功している。
- インタラクティブなアプローチ 🎮
- 本、ゲーム、オンラインコンテンツを組み合わせた学習方法。
デメリット:
- 価格が高い 💰
- パッケージ全体の価格が他の教材に比べて高い。
- 進行が速い 🚀
- 一部の子供にとっては、進行が速すぎる場合がある。
Usborne My First Reading Library
Usborne My First Reading Libraryは、子供たちが初めて本を読む体験を楽しく、効果的にできるよう設計されたシリーズです。
このライブラリーには、段階的に難易度が上がる50冊の本が含まれており、子供たちの読解力と自信を育むことを目指しています。
Usborne My First Reading Libraryは、レベル1からレベル3までの段階に分かれており、各レベルが子供の発達段階と読解スキルに合わせて設計されています。
Usborne My First Reading Library 各レベルの詳細
レベル1 Very First Reading (最初の読書)
使用用途:
- 子供たちが初めて本を読む体験をするための教材。
- 親子で一緒に読むことで、読み聞かせと自主読書のスムーズな移行を助けます。
対象年齢:
- 4歳から6歳(幼稚園から小学校低学年)
特徴:
- 親と子供が一緒に読む形式。親が一部を読み、子供が簡単な部分を読む。
- シンプルな文章とカラフルなイラストで構成されており、子供たちの興味を引く。
レベル2 First Reading Level One (最初の読書 レベル1)
使用用途:
- 基本的な読解スキルを強化し、自信を持って読む力を育てる。
- 一人で読むことを目指す段階。
対象年齢:
- 5歳から7歳(幼稚園から小学校低学年)
特徴:
- 短い文章と簡単な語彙を使用した物語。
- 繰り返しのパターンとリズムを取り入れ、読みやすさを向上。
レベル3 First Reading Level Two (最初の読書 レベル2)
使用用途:
- 読解力と語彙力をさらに発展させるための教材。
- より複雑な文章と物語を読んで理解する練習。
対象年齢:
- 6歳から8歳(小学校低学年)
特徴:
- より長い文章と多様な語彙を含む物語。
- 子供たちがストーリーの理解と楽しみを感じることができるよう設計。
Usborne My First Reading Library メリット・デメリット
メリット:
- 豊富なタイトル 📚
- 50冊の本がセットになっているため、多様な読み物が楽しめる。
- 視覚的に魅力的 🎨
- 美しいイラストが子供の興味を引く。
デメリット:
- フォニックスに特化していない 🔤
- フォニックスに特化した教材ではないため、基礎の学習には向いていないかもしれない。
- 価格がやや高め 💰
- 50冊セットのため、初期投資が大きい。
英語 幼児から小学生 初めての学習におすすめのテキストは? ネイティブが使う厳選4つを解説! まとめ
こちらの記事では、幼児から小学生が、初めて英語学習をする際に、効果的に学習できるテキストについて、学習内容や対象年齢、メリット・デメリットなどを中心に、わかりやすく紹介しました。
我が家では、子どもが通う塾の米国人先生が推奨する、Kinney Brothers Publishingのテキストを使用しています。
Kinney Brothers Publishingは、Oxfordなど、他の有名テキストと比べると、知名度が低いかもしれませんが、フォニックス教材やリーディング教材が充実しており、楽しく学べる工夫がたくさんあります。
最後に、勉強法のコツを簡単に紹介します。
1. ルーティンを設定する 🕒
一貫した学習スケジュールを作りましょう。短くても毎日のセッションが、長くて不定期のものより効果的です。
2. インタラクティブにする 🎨
フラッシュカード、歌、ゲームを使って学習を強化しましょう。インタラクティブであればあるほど良いです。
3. 一緒に音読する 📢
音読は発音や理解に役立ちます。交互に読み合い、ストーリーについて話し合いましょう。
4. 褒めて励ます 🌈
小さな成果を祝うことで、モチベーションを高めましょう。ポジティブな強化が大切です。
5. 技術を賢く使う 💻
教育用アプリやウェブサイトを活用しましょう。画面時間と従来の学習法をバランス良く取り入れます。
これらの教材を取り入れることで、子供たちの英語学習がさらに楽しく、効果的になるでしょう。家庭学習の一環として、ぜひ試してみてください!